ドイツで戸惑った根菜3選。離乳食にも使えたPastinaken・Knollensellerie・Porree

離乳食にも使えたPastinaken・Knollensellerie・Porree 暮らしと子育て

ドイツに住み始めたばかりの私にとって、ドイツのスーパーの根菜コーナーには、いつも少し不思議な野菜が並んでいます。
白くて太いにんじんのようなもの、大根なのか何なのか、根菜であること以外謎に包まれたかたまり、やたらと太くて先端が美しく水平に切りそろえられた長いネギ。

スープセットのように、いくつかまとめてネットやかごに入って売られていることも多く、存在はずっと気になっていました。
とくにPastinaken(パースニップ)は、ドイツの育児書に「離乳食に使える野菜」としてよく登場します。

でも正直、私はなかなか手が出ませんでした。

その昔、留学時代にフェンネルティーを飲み、その味の強烈さにフェンネルがあまり得意ではない記憶が残っていて(フェンネルティーのパッケージってとても綺麗で、つい手に取ってしまうのだけど、いつもそっと戸棚に戻している)、
「ヨーロッパの野菜=香りやえぐみが強そう」という、完全に私の中の先入観があったのだと思います。
赤ちゃんの食事に使うとなると、なおさら慎重になる。

そんな私の印象が、ガラッと変わったのは、思いがけないタイミングでした。

義父が作ってくれた、いつもの野菜炒め

クリスマス休暇期間中に、義父が我が家に遊びに来てくれたときのこと。
スーパーで食材を買い足してくれて、ある日、何気なく野菜炒めを作ってくれました。

でた、Pastinaken(パースニップ)にPorree(ポロネギ)。
そしてこの謎の根菜は、Knollensellerie(根セロリ)
というらしい。

ハーブでシンプルに味付けされた、見慣れない根菜たち。

「これ、何の野菜なんだろう?」と思いながら食べてみると、
あれ?
普通においしい。

クセが強いどころか、やさしい甘みがあって、食べやすい
「ヨーロッパの野菜は香りが強い」という思い込みが、一瞬で崩れた瞬間でした。

そこから、この根菜たちをちゃんと使ってみよう、と思うようになりました。

Pastinaken(パースニップ)|白いにんじんみたいで、実は甘い

Pastinakenは、見た目が白っぽいにんじんのような根菜。
最初は「味が想像できない…」と少し身構えてしまうけれど、実際に使ってみるととても扱いやすい野菜です。

火を通すと自然な甘みが出て、クセはほとんど感じない
食感もやわらかく、繊維が残りにくいので、離乳食に向いていると感じました。

なんだろう、繊維が残りにくいのに、ちょっとごぼうを思い出す。
きんぴら炒めとかでも美味しそう。

ドイツの育児書でよく登場する理由も、実際に使ってみて納得
にんじんやじゃがいもとも相性がよく、ベースの野菜としてとても優秀だと思います。

Knollensellerie(根セロリ)|セロリが苦手でも大丈夫だった

名前に「セロリ」とつくだけで、私はちょっと身構えてしまう。
大人でも苦手意識のある人が多いのに、赤ちゃんが食べるわけがない、なんて。
私でさえ、セロリが好き!!!と思うようになったのは、大人になってとても美味しい葉セロリに出会ったのがきっかけでした。
でも、Knollensellerie(根セロリ)は、私が知っている葉セロリとはまったく別物です。

香りは思ったよりずっと穏やかで、えぐみもほとんどない。
加熱するとほんのり甘みが出て、主張しすぎないのにコクが出る。

単体で使うよりも、ほかの根菜と組み合わせるとバランスがよく、
離乳食のベースとしても使いやすかったです。

「セロリ苦手な人でもこれは大丈夫かも」と思えたのは、個人的にかなり大きな発見でした。

Porree(西洋ネギ/リーキ)|火を通すと一気にやさしくなる

Porreeは、見た目は太いネギのようだけれど、日本の長ねぎとはかなり違う。
生だと少し独特な香りがあるけれど、火を通すと一気に甘くなります。

ネギほど辛くなく、玉ねぎほど甘すぎない
ちょうど中間のような存在で、これも離乳食に取り入れやすかったです。

日本の感覚でいうと、「加熱前提の長ネギ」と思うとしっくりくる。

実際に作っている離乳食ポタージュ

わが家では、この3つの根菜に、にんじんとじゃがいもを足して、
少量の水でやわらかく煮てからミキサーで撹拌し、ポタージュ状
にしています。

味付けは一切なし
それでも、にんじんを少し多めに入れると自然な甘みが出て、よく食べてくれます。

初めてこれらの野菜を試したとき、赤ちゃんは7ヶ月。
このピュレーに、さらに柔らかく煮たじゃがいもやシャケを少し加えて、
もぐもぐする練習をすることもあります。

冷凍保存もしやすく、まとめて作っておけるのも助かっています。

赤ちゃんのお水については、こちらでも触れています ▽

大人ごはんにも、そのまま使える

離乳食用に取り分けたあとのポタージュは、
水や牛乳を少し足して、塩・胡椒、コンソメやハーブで味付けすれば、
そのまま大人用のスープに

これが驚くほどおいしい。
満足感も高く、「離乳食のついで」とは思えない仕上がりになります。

大人用と子ども用で作り分けをしなくていいのは、育児中には本当にありがたいです。

まとめ|やっぱり何でも、食べてみるに限る

フェンネルが苦手だった私は、
「ヨーロッパの野菜はクセが強い」という先入観を、勝手に持っていたのだと思います。

でも実際に使ってみると、
ドイツで定番の根菜は、やさしくて、実用的で、離乳食にもとても向いています。

知らない野菜=難しい、ではない。
むしろ、少し視野が広がるきっかけになりました。

これからドイツで子育てをする人や、海外移住を考えている人の参考になればうれしいです。

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