海外で赤ちゃんとの生活が始まると、まず最初にぶつかる壁が“食”。
特に「離乳食」。これはもう、未知との遭遇の連続でした。
私はドイツで娘の離乳食を始めたのだけど、想像以上に「え?それどうするの?」の連発。
でも不思議なもので、どれも少しずつ慣れていくと「あれ、いけるじゃん」ってなる。
この記事では、私が ドイツで初めて離乳食を始めたときに本当に困ったこと、逆に助かったこと、やってみたら意外と平気だったこと をまとめていきます。
海外移住しているママや、これから移住予定の人、ワーママ、妊娠中の方などの参考になれば嬉しいです。
1. 何がどこに売ってるのかわからない問題
まず最初の壁。
とにかく、来たばかりの私には離乳食に必要なものがどこにあるのか全然わかりません。
日本みたいに「西松屋」「赤ちゃん本舗」「マツキヨ」に行けば何とかなる、みたいな背景知識は無いわけで。周りに聞いたり、自分で調べたり歩き回ったりした結果、
ドイツだと、
- ドラッグストア系(dm、Rossmann、BUDNIなど)
- スーパー(Rewe、Edekaなど)
- ディスカウントスーパー(Aldi、Lidlなど)
このあたりが中心。
でも、初めて入る店ってめちゃくちゃ難易度高いですよね。
私はドイツ留学の経験があるので、どれが何のお店なのか知ってはいたけど、当時は学生でベビーコーナーなんて見ようとも思わなかったし、
「離乳食コーナー」ってどこ??と、すべてのお店で探し回る始末。
最初はベビーフード、瓶、粉系、麦茶代用品…全部探し回りました。
2. 硬水でお粥ってどうするの?問題
次に来たのが水問題。
ドイツは基本「硬水」。
硬水は、ミネラル含有量が高いから赤ちゃんにはちょっと負担があるとのこと。
最初、まったく何も考えずに、ふつうに硬水で調理してました。
「あれ、そういえばドイツって硬水だよね?え、赤ちゃんって硬水いいの?お粥てどうするの?水ってどう使うのが正解?」と慌てる始末。
調べてみたら、
- ベビー用の水(“Babywasser”)を使う
- 浄水器を通す(BRITAとか)
- ふつうの瓶やペットボトルのミネラルウォーターでも“Baby geeignet”と書いてあるもの / 軟水(Volvicなど)のもの
このあたりが無難とわかりました。
特にドイツには「Babywasser」という、赤ちゃん向けの軟水が売っています。
見つけた瞬間、心の中でガッツポーズ。
お粥づくりに使ってみたら普通に大丈夫でした(炊いたご飯も美味しかった)。
Babywasserは煮沸せずに使えると書いていますので、ミルクを調乳して、温度を下げるためにそのまま使うのもありだと思います。
3. 冷凍野菜が便利すぎて感動した
これは完全に“文化の違いによるサプライズ”。
とにかく種類が多いし、品質が良い!
日本よりも冷凍食材が生活に根付いてる感じで、
- 冷凍ほうれん草(すでにペースト状のもの、キューブ型で何個も入ってるものも)
- 冷凍人参
- 冷凍いんげん
- 冷凍ブルーベリー、マンゴー、イチゴ
など、離乳食に使いやすい食材がずらっと揃っています。
正直、冷凍野菜にここまでハマるとは思いませんでした。
「ん〜なんかもうひと素材ほしいかも?」という日に、ほうれん草のキューブをぽんっと鍋にぶち込んだり。
これが神です。
ちなみに、野菜だけじゃなくって鮭や白身魚のフィレの冷凍もたくさんあるので、それもときどき使ってます。
4. ベビーフードが美味しすぎてびっくりした話
一番の衝撃が Hipp(ヒップ)の瓶。
初めて義母が買って持ってきてくれたときは、
「海外のベビーフードってどんな感じなんだろう…?」
とちょっと怖かったんですが。
でも、ためしに自分で一口食べてみて「え、普通に美味しい!」とびっくり!
日本のものとは違う方向性の味だけど、素材がしっかりしていて、しかもお砂糖やお塩を含め、添加物が一切はいっていません。
特に
- かぼちゃ・人参のペースト系
- りんご・洋梨などのフルーツペースト系
あたりは鉄板でした。
もちろん日本の味とは違うけど、外国の離乳食ってもっと美味しくないイメージだったので、このクオリティは予想外。
しかも BIO(オーガニック)率が高く、余計な添加物が入っていないのがデフォルトなので安心感も大きいです。
ちなみに、Gute Nacht(おやすみ)という牛乳と小麦粉の瓶もあるんですが(ちょっとクリーム煮っぽい感じです)、さつまいもと人参を似たものにこれを足して、シチューみたいにすると、わが子はもぐもぐ食べれくれます(だからと言って、タイトル通りよく眠ってくれるかは別問題です。)
5. 出汁文化が存在しないギャップ
日本の離乳食って、やさしい出汁文化がめちゃくちゃ頼りになりますよね。
でもドイツにはそれがありません。
昆布?かつお?だしパック?
…もちろんふつうのスーパーには売っていません。
最初は本当に戸惑ったけど、
野菜の味そのままで食べる文化に触れてから、少し見方が変わりました。
「出汁なくても、意外といける…?」
という発見。
あとは、上述のHIPPを活用して甘みを少し足したり、スープ用のチキンを煮出して鶏の出汁を使ってみたり。
もちろん日本の味が恋しいときはアジアスーパー行けば手に入ります。
でも、出汁なしでも赤ちゃんはちゃんと美味しそうに食べてくれることも新しい発見でした。
もちろん、ブロッコリーの食感と味が前面に出てると食べたがらないので、味の工夫は必要だと思います。
その子の好き嫌いにもよりますが。笑
6. 困ったらアジアマーケットに行こう
もちろん、出汁用の昆布とか、離乳食に役立つひじきとか、そういうのはなかなかドイツで手にはいらないんですが、でも日本食材は結構いろんなところで手に入ります。
王道でいうと、
- アジアマーケット
- Denn’s Biomarkt
に行けば、おみそ、お醤油、お豆腐、海藻類(のりとか)は全然手に入ります。
お豆腐はdmとかにも売ってるので、わたしも離乳食にちょいちょい使ってます。
日本のより美味しくはないし、硬いけど、かぼちゃとかさつまいもと一緒にあげるとよく食べてくれます。
ちなみに、スーパーでも
かぼちゃ(Hokkaido Kürbis)、さつまいも(Süßkartoffeln)、柿(Kaki)、栗(Kastanien)と、日本の秋の味覚がふつうに手にはいるので、けっこうそのあたりも活用してました。
特にさつまいもとかぼちゃは、aus Region(国産)やBio商品が多いので、食材として安心して赤ちゃんにあげることができます。
7. 結局、意外となんとかなったこと
海外で離乳食…正直、最初は不安だらけでした。
でも、やってみるとこんな感じで「工夫すればなんとかなること」が多かったです。
- 水はBabywasserで解決
- 冷凍野菜がめっちゃ役立つ
- Hippの瓶が心の支え
- 出汁なくても意外と食べる
- 困ったら日本食材も手に入る
- スーパー巡りも慣れれば楽しい
むしろ、ドイツの食文化に触れてみて、赤ちゃんと一緒に「新しい食の世界」を冒険してるみたいで楽しいです。
まとめ:海外の離乳食は大変。でも楽しい。
海外で離乳食を始めるのは、
日本での始め方とはまったく違う世界。
最初は「なんでないの!?どうすればいいの!?」の連続。
でも、
試してみたら意外とできる。
そして、ちゃんと育つ。←これが1番大事。
不安だったけど、振り返ってみると
「この経験、ちょっと面白かったな」
と思えるくらいの学びになっています。
まだまだ挑戦は続く…
海外で離乳食に挑戦する皆さんへ。
わからないことは山ほどあるけど、
一歩ずつ一緒に乗り越えていってくださったら嬉しいです。
あなたの海外子育てライフに、少しでもヒントになりますように。

