新生児との1ヶ月。毎日が「はじめて」でいっぱいだった日々

1 month 暮らしと子育て

はじめに:1ヶ月って長い?短い?

「新生児期は寝不足との戦いになるよ」

そう言われて覚悟はしていたつもりだったけど、実際に始まってみたら、予想とだいぶ勝手が違いました。

1日が、というより1週間が、なんとなくずっと続いているような感覚。時計を見ても「で、いま何時のつもりで動けばいいの?」という状態がしばらく続きました。

あれ、今日って何日目?何曜日?あれ、もう週末、、、?

赤ちゃんの泣き声がBGM、授乳とおむつ替えがメインイベント、寝かしつけはラスボス戦——みたいな日々。

「わたし、なにしてたんだっけ?」と振り返りにくいようでいて、意外と細かいことを覚えている不思議な1ヶ月でもあります。

今回は、そんな“生後0ヶ月”のリアルを、自分の記録も兼ねてまとめてみました。

これからの人にも、いま真っ只中の人にも、なにか参考になればうれしいです。

昼夜逆転の日々:夜泣きと授乳のサイクル

前置きをしておくと、私は里帰り出産です。
産後も3ヶ月は実家に滞在して、両親にかなり助けてもらいました。
なので幾分家事なども楽をさせてもらったと思っています。

世の中にはワンオペのママたちもたくさんいて、しんどさは計り知れない…と思いますが、私の経験も幾分か世間の役に立てれば幸いです。

寝不足は、想像以上に「分割」型のスタイルでやってくるものでした。
2時間おきに起きるというより、「いまだ!寝よう!」を常に求めているような。

わが子はわりとたくさん寝てくれるタイプなのか、最初の1カ月は1日合計15時間以上は寝てくれていました。

だいたい2~3時間おきに起きて、おむつを替えて、授乳して、またおむつを替えて、寝かしつけて…という感じ。
私はわりと子どもが眠る時間に合わせて寝ることで、何とか体力を維持していましたが、深夜早朝の授乳はやっぱりつらい。

ただ、「これでいいんだ」と割り切ることで、なんとか乗り切った感じがします。

睡眠不足は、もはや「仕様」として受け入れるしかないと割り切るようにしました。
その上で、どうやったら少しでも自分の休息時間を確保できるかを試行錯誤する日々でした。

昼寝のタイミング、授乳の姿勢、おむつや着替えの置き場所、夜中の照明の明るさまで、「自分と赤ちゃんにとってちょうどいいバランス」を探る作業。

育児というか、誰かとの共同生活って、最適化ゲーム、みたいな。

母体の回復:身体と心のバランス

産後の体は、やはり想像以上にしんどいものでした。

産後の後陣痛、会陰切開のあとのお尻の痛み、おっぱいの張り、無意識に力んでいたのであろう、あちこちのなぞの筋肉痛…。

痛い!とにかく、全身が痛い!

立っても痛い、歩いても痛い、寝てても痛い!

身体を整えるアイテムについては、また別の記事でもまとめたいと思いますが、私的に必須アイテムだったのは下記の2点。

ホットアイマスク

昼夜逆転&睡眠不足で、とにかく目に来るんです…。それをなんとか目を温めることで短い睡眠の中でも休めるようにしました。

ピュアレーン

乳頭ケアの保護クリーム。私は産前から準備していて、入院中から使っていたのですが、これは大正解だったと感じています。

1ヶ月経ったくらいから、塗らなくても平気になってきたのですが、最初はこれがなかったら絶対母乳育児は頑張れなかった…!本当にありがとう!と感謝感激です。

赤ちゃん用品も含めて、産後直後にあってよかったアイテムについてはまた別の記事でもまとめたいと思います。

それでも、わりとマイペースなものだなと思いながら過ごしていました。
メンタルも躁うつみたいな感じで、よっしゃー!がんばれる!と思った次の瞬間、もう無理…と涙したり。

いい日もあればグラグラする日もありましたが、ちょっと自分と距離を置いて、それも「そういうもんだろう」と思っておくだけで、自分をいくぶん救った気がします。

ときどき「産後うつ」という言葉が脳裏に浮かんで、「これはそういうものなのか、それとも違うのか」と考えてしまうこともありました。
結局のところ、正解はわからない。でも、”浮き沈みがあるのが普通”と受け入れるだけで、気持ちは少し軽くなった気がします。

産後は、体だけでなく心も大きなアップダウンがある——そんなリアルな体験を、正直にここに残しておきたいと思います。

赤ちゃんの変化:体重・表情・行動

赤ちゃんはふにゃふにゃで、弱弱しくて、この子の面倒をわたしはちゃんと見れるんだろうかと、最初は不安に思う瞬間も多々ありました。

それでも、一生懸命おっぱいを飲んで、たくさん寝て、たくさんうんちして、一生懸命生きようとしている姿が愛おしくて、この子のそばにいてたくさん面倒を見て、愛を伝えたいという思いが湧き上がってきます。

赤ちゃんは、3200グラムで誕生。最初の1ヶ月は母乳とミルクの混合(8:2の割合くらい)で育てていました。

2ヶ月検診では、5800グラムに!

ちゃんと大きくなってくれてよかった~。

飲みすぎてたくさん吐き戻したりしていたので心配したけれど、気づいたら健康でむちむちになってくれていました。

その他、大きなトラブルはありませんでしたが、ちょうど生後3週間目くらいに、お顔に湿疹ができるように。
新生児ニキビというやつでしょうか…

お風呂あがり、毎日お顔をベトベトに保湿していたら、自然と消えてなくなり、すべすべもちもちのお肌に戻りました。

使ってた保湿クリームは、ベビーワセリン!Simple is Best!

それから、おむつかぶれでお尻が真っ赤になって、なかなか眠れず泣き止まない時もありました。
母のアドバイスに従って、おむつを替えるときはおしりふきで拭かずに、毎回お水で流して洗うようにしました。

病院でも軟膏をもらい、お薬を塗ることとお水で洗うことを徹底。
そうすると赤みもすぐに引いて、1ヶ月も経たないうちにかぶれもおさまりました。
最初からお水で流してあげていればよかったなあと思います。

生活リズムの工夫:無理しない育児

とにかく、私は家事の優先度を下げに下げました。
食事や睡眠も「できる時にやる」スタイルで。

実家に帰省していたので、最初の3週間はかなり両親に家事をお願いしていたと思います。
自分の過去の選択に感謝したいです。
そして自分の両親には心から本気の感謝です。

いままでの生活で、一日3食何時に食べないといけないとか、何時間寝ないと睡眠不足になるとか、そんな固定観念を一切取り払って、自分の体が求めるものを求めるときにするスタイルにしました。

里帰り出産は、私にとって本当にありがたい選択でした。

出産という人生の一大イベントを、信頼できる人たちに囲まれて迎えられた安心感。

もし里帰りするかどうか迷っている方がいたら、「自分がしんどくなったとき、誰が助けてくれるか」という視点で考えてみるのもいいかもしれません。

サポート体制があるだけで、心の余裕が全然違います。

心が救われた瞬間たち

最初の1ヶ月は怒涛の1ヶ月で大変過ぎたのですが、本当に素晴らしい瞬間もたくさんありました。

赤ちゃんが一生懸命おっぱいを飲む姿、指をにぎにぎしているところ、美しい寝顔、日に日にむちむちになっていく姿——それだけで「今日もなんとかやっていけるかもしれない」と思わせてくれる力がありました。

思えば、赤ちゃんは1ミリも励まそうとしているわけではないのに、こっちが勝手に救われてるのって不思議です。

たとえば、深夜3時に泣いて起こされて、ぼんやりした頭で抱き上げ、おっぱいをあげるとき。むにゃむにゃしながら一生懸命おっぱいを飲んで、そのまま寝落ちしちゃうかわいいお顔。さっきまで「もっと寝たい…」と思っていた自分が、ちょっとどうでもよくなるんです。

おむつを替えてるときに、じーっとこちらを見つめてくるときもあって。何かを訴えてるわけもなく、まだほとんど見えていないはずなのに、そのまっすぐな視線には不思議な説得力があって、つい「はいはい、わかりましたよ」なんて返事をしてしまう。

もちろん、毎回感動してるわけじゃありません。

余裕がなくって、「もうちょっと寝ててくれないかな…」と思うことのほうが多いくらいです。でも、ふとした瞬間に「かわいすぎる!!!」ってなる。それが、日々を乗り切る原動力になっていたのかもしれません。

この時期の赤ちゃんは、まさに“無防備のかたまり”みたいな存在で、ただそこにいるだけで、世界の空気がやわらかくなるような気がします。

そういう感覚を、ちゃんと味わえたことが、この1ヶ月でいちばんの収穫だったかもしれません。

まとめ:1ヶ月を過ぎて、今思うこと

ふりかえってみると、ほんと「ぼんやりしていたようで、めちゃくちゃ記憶に残る1ヶ月」だったなと思います。

この記事は、この時期を過ごしている誰かの「うん、わかる」になるといいなと思って書いています。

あとは、私本人が1年後に読んだときに「マジがんばってたね」と思えたら、それでよしとします🙆

今後は、2ヶ月目以降の記録や、育児グッズ・産後ケアアイテムについてもまとめていけたらと思っています。

同じように悩んだり笑ったりしている誰かに、この記録が少しでも役立ったらうれしいです。

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